2012年7月19日木曜日

筑波山登山

本当に久しぶりの山。現在住んでいる地域には山が無く、最寄は80km離れた筑波山。

行動
筑波山神社 12:20
御幸ヶ原     13:20
男体山頂 13:30
女体山頂着 14:00
女体山頂発 14:30
筑波山神社 15:30

バイクで2時間掛けて筑波山神社へ。急登の御幸ヶ原コースから登る。今日は風が無く、ものすごく暑い。汗が全身から噴き出してくる。途中、湧き水場があったので、頭から水を被った。気持ちいい。

1時間もすると御幸ヶ原に到着。ここは男体山と女体山の鞍部であり、神社からここまでケーブルカーで来ることもできる。残念ながらガスっており、眺望はなかった。男体山頂はあまり開けておらず、晴れていても眺望は期待できないだろう。

景色を眺めるなら女体山から。ここは山頂が岩場であり、300°くらいは周辺を見渡すことができる。幸いガスも少し晴れ、景色を堪能することができた。このために丸一日かけてここに来たのだ。目を閉じると、多くの鳥の鳴き声が聞こえた。

ゆっくりと緑を堪能しながら白雲橋コースを下山。山頂から下り半分は岩が多く、スリップ要注意。山頂直下では幼稚園児の遠足に遭遇。どこから登ったのか、とても元気がよかった。

日常から離れて久しぶりに山や緑と触れ合い、リフレッシュすることができた。自宅からはちと遠いがまた来たい。早く車を買って栃木、群馬方面へも遠征したい。


女体山山頂877m

女体山から男体山を眺める。鞍部にケーブルカーの駅がある。

ガスが少し晴れ、良い景色。山頂付近は急な岩場で高度感がある。

女体山頂までロープウェイもある。

崩れそうで弁慶も逃げ出した。

緑の帰り道。

あじさいが見送ってくれた。

2012年5月2日水曜日

赤目四十八滝

三重県名張市にある赤目四十八滝に行ってきた。

大小様々な滝があり、なかなか見物。往復3時間のハイキングはそれなりに運動になった。長時間歩くと暑かったので、避暑を目的で行くことはお勧めしない。行くなら春や秋が良いだろう。

不動滝。最も手前にあり、ダイナミックな滝。

布曳滝。高さ30mから一筋の滝がものすごい速さで流れている。

もののけ姫の世界。緑の世界感が出る良いカメラが欲しい。

荷担滝。紅葉の季節は相当綺麗だそうだ。

紅葉の季節に再訪したい。

まったりなゴールデンウィーク

1ヶ月間の研修が終わり、今はゴールデンウィークを実家でゆったりと迎えている。

研修中は自転車が使えず、山も遠かったのでランニングくらいしかできなかった。そのため、一日中運動するようなストレス解消法はとれず、同期と遊んだり、飲んだりして休日を過ごしていた。期間中に船釣りやボルダリングといった新しい趣味を楽しむことができ、またこの時期しか会えない同期との繋がりを深められたのはとても良いことだと思う。しかし、いつものような休日を過ごすことができず、うずうずもしていた。そのため、ゴールデンウィークは山登りでもしたかったのだが、ここまではあいにくの雨で自宅でまったりといったところ。とにかく運動がしたくてしょうがない。

どうやら5日は晴れるようなので新天地で霞ヶ浦一周(200キロ)に挑戦しようと思う。今から楽しみだ。

2012年3月30日金曜日

3月29日 綿向山登山

今日は快晴だったので山登りに出掛けた。ヤマレコで調べたところ、滋賀県東近江市にある綿向山(1110m)が良さそう。2時間で登れるとのことでお手軽登山だ。

滋賀県東近江市側から撮影。左が竜王山、右が綿向山。
国道477号線を東近江市日野町から甲賀市土山町方面へと進み、音羽交差点を左折。3キロほど進むと、登山口の案内が出てくるのでこれを右折。あとは道なりに行けば綿向山駐車場に辿りつく。

平日にも関わらず、駐車場に到着した12時40分には車が7台ほど。結構メジャーな山なのだろう。10分ほど歩くと登山口に到着。初めての山なので初級コースの表参道コースを選択(水無山北尾根コースは難しいトラバースが何箇所かあるとのこと)。

登山口の小屋
ひたすら続く九十九折の山道をハイペースで登り、13時20分に5合目を通過。立派な小屋が建っていた。左手には竜王山、後ろを振り返ると日野町の町並みが見渡せた。

5合目小屋
 さらに九十九折を登ると7合目手前辺りからブナの原生林が見られた。結構な密度で木が生えている。
ブナ原生林
 さらに登ると7合目に到着。行者コバという仏教的な建物があり、その近くに夏道と冬道との分岐点がある。今回はまだ雪が残っており、夏道は閉鎖されていたので、冬道ルートで進んだ。これまでの九十九折とは違い、直登ルートであり、結構足にくる。また、所々で雪が残っていたり、濡れていたりして滑った。木々を助けにして登る。
7合目。行者コバのすぐ近くに冬道と夏道の分岐点がある。今回は冬道を選択。
 頂上が近づくにつれて残雪が多くなる。さぁ、もう一息。
所々で残雪が見られた。
 登山口から1時間で山頂に到着。快晴のため、素晴らしい眺望に出会うことができた。雨乞岳には上部の沢にはまだまとまった雪が残っている様子が伺える。尾根沿いは木々がないので、楽勝で縦走できるかと思いきや、途中に背を越すようなハイマツやササがあるため、年に何人も遭難しているそうだ。もう少し経験を積んでからでないと難しいようだ。
中央のなだらかな山が雨乞岳、右の尖った山が鎌ヶ岳
 山頂から冬道ルートへと戻り、北尾根の竜王山との分岐に到着。雨乞岳方面へと尾根沿いを500mほど進んだ。木々は無く、草原のようで歩いていて楽しい。また、遮るものが何もないので良い景色が楽しめる。
左が綿向山山頂。竜王山との分岐を越えて北尾根を少し縦走してみた
中央にガレ場が見える。鈴鹿山脈にもこんなところがあったのかと少し感激した。
真っ直ぐ進むとイハイガ岳に辿りつくようだが、初ルートなので自重して途中で引き返した。少し走りを交じえながら帰りは30分で登山口に到着した。慎重に歩いて下っても1時間ほどだろう。

次に登るときはぜひイハイガ岳にも行ってみたい。また、三重県側から雨乞岳に登るのも良いだろう。良い一日だった。

2012年3月28日水曜日

豊郷、荒神山サイクリング

引越の準備をする予定だったが、晴天だったので滋賀で最後のサイクリングと思い、豊郷町方面へ出向いた。

今回の走行距離は80km。
国道307号線を甲賀市から東近江市(旧日野町)方面へ進むと、綿向山が雄大にそびえており、山頂部にはまだ雪が残っていた。こちらにいる間に登ってみたい。

綿向山(1110m)。上部にはまだ雪がある。
307号線をそのまましばらく進み、愛荘町の松尾寺交差点を左折すると豊郷町市街へ辿り着く。この豊郷町には、某アニメでもモデルとなっている豊郷小学校跡があり、少し寄ってみることにした。メンタームの近江兄弟社(現在はロート製薬に買収されている)の生みの親でもあり、近江八幡市でも数々の設計を手がけたウォーリズ氏によって設計された小学校であり、なかなか洋風な建物である。一時期、耐震問題で取り壊し問題で住民と町でもめた記憶があるが、現在は教育委員会や歴史館などの町の施設として使われており、同時に内部を見学することも可能である。また、ときどきイベントの撮影があるのだとか。

某アニメでモデルとなった旧豊郷小学校。
ウォーリズの設計によるもので、洋風な雰囲気が漂う。


小学校跡の見学が終わった後は、このあたりのヒルクライム名所である荒神山に向かうことにした。標高差は200mくらいだが、距離にして3km弱あり、なかなか足にくる。10分強で山頂到着。景色はあまり見えなかったものの、やはり登りきった達成感がある。山頂には他のロードの方もおり、少し話をして帰ることにした。夏は鯖街道を朽木方面へ向かう道が最高だとか。お盆に帰省したときにでも行ってみたい。

伊吹山。まだまだ雪が残る。
荒神山山頂(284m)からの琵琶湖
今年初乗りだったのでなかなか疲れました。スキーとはまた違う身体の使い方(疲れ方)で良い運動になりました。

マッサージ方法を調べてみると、、、

戸隠スキー合宿では、表側の太ももが疲労して仕方がなかったので、ネットでマッサージ方法を調べてみた。googleで「マッサージ 太もも」と検索してみると、太ももを細くするためのマッサージ方法を紹介するHPだらけで、自分が望んでいたスポーツマッサージ(従来型の普通のマッサージ)について紹介されている記事は見当たらなかった。マッサージって本来はスポーツマッサージのことだと思っていたけど。。。それだけ需要があるんでしょう。ダイエット市場は激しいなと苦笑いした。

エリート意識について

世間ではエリート意識というとあまり良いイメージが無い。一流大学出身で一流企業に勤務し、プライドが高く、他の人を蔑むというイメージなのではないだろうか。

自分が修了した専攻ではエリート教育がなされてきたが、上のイメージとは随分異なるものだ。
高いレベルの学術的な教育はもちろん、成熟した人間となって日本の産業をリードしていかなければならないといった精神的な教育も受けてきたつもりだ。間違っても楽して稼ぐなどと考えてはならない。何のために生きるのか?何をもって幸せとするのか?等々の哲学的な疑問については一通り考えてきたし、自分なりの回答もある。

大学院生活を振り返ってみて、高い専門教育を受けることができたことよりも、精神的に成熟できたことの方が大きな成長だと感じている。読書や自ら学ぶことを薦め、数々の良書を紹介し、人間としての指針を示してくださった先生方に心から感謝したい。

自分はエリートとして自覚し、勉強を続けて成果を出し、良いチームを作りたいと思う。

俗にいうエリート意識で生き、他の人を蔑むことで自分のプライドを守るような人間にはなりたくない。地位を守るために人を陥れたりとか。せっかく良い世界を作るために高い教育を受けて世間に大きな影響を与える力があるのに、自分のために使っちゃダメです。

2012年3月27日火曜日

大学院修了

昨日、大学院を修了することができた。大丈夫だとわかっていたが、やはり学位書や修了証明書を受け取ってホッとした。

学位書授与式での先生からのメッセージは、とにかく良く勉強しなさいとのことだった。戦う舞台は世界。世界で戦う上で他国と特に差があるのは英語である。これは一朝一夕で身につくものではないし、コツコツと勉強しなくてはならない。さらに、幸か不幸か自分達が40才になるころには年功序列は完全に崩れ(勤務先では既に崩れている?)、腕が物をいうだろうとのこと。

よく遊び、よく働き、よく学ぼう。

3月22日 戸隠スキー場

3泊4日で戸隠スキー場へ行ってきた。

現地の天気はあまりよくなく、雨、曇り、雪。
雪質は、、、魔法の粉雪を期待したが、やはりこの時期では難しいようだ。午前は良好またはアイスバーン、午後になると緩んでかなり荒れてしまって圧雪斜面が不整地に、夕方にはそれが固まってボコボコのカチカチ。気持ちよく滑るなら午前が勝負だった。

戸隠スキー場は、急斜面が豊富にあり、30度位の斜度で長さ300mほどの幅広圧雪バーンのチャンピオンコース、延々とコブが続くアドベンチャーコースやチャレンジコースなど、上級者の練習にはうってつけだと感じた。実際、場内の戸隠フランススキー学校には2年連続SIAデモ優勝の佐々木常念や上位入賞の小林和幸らが在籍している。一般のお客さんもめちゃくちゃ上手い人が多いので、見ているだけで練習になる。また行きたいスキー場だ。

今シーズンはこれで滑り納め。戸隠では、急斜面での滑りやコブの感覚をつかむことができ、また成長したことを感じる。来シーズンへの課題も明らかになり、どんどんスキーにのめり込んでいる。冬が待ち遠しい。

中段左に長野市内が微かに見えるが、黄砂が凄かったらしい。

戸隠連峰。北アルプスは急峻な山が多い。

2012年3月21日水曜日

明日から滑り納め。戸隠3泊4日。

今晩、戸隠スキー場へ向けて出発だ。

イントラとして働いていたスクールが戸隠スキー場で主催するスキーレッスンにご一緒させてもらう。またスクールの店長に無理言ってしまった。いい加減あきれているかも。必要であればボランティアもするので、とにかく滑り、そして上手くなりたい。

目上の人ばかりなのでで気も遣うし、一人で行った方が気楽。でも、プロのイントラに混じって滑った方が指導も受けられ、刺激も得られてはるかに上手くなるはず。

コブあり、急斜面あり、長い中急斜面あり、ポールトレーニングあり。そしてパウダーあり?
存分に楽しんできたいと思う。

3月17日 志賀高原スキー場

念願であった志賀高原スキー場に行ってきた。

今回は、初心者(ボーゲン程度)の彼女を誘ってのスキー。自分勝手に滑るわけにもいかないので、広いファミリーゲレンデと豊富な上級者コースを備えた一の瀬ファミリーを拠点とした。

現地は雨で、寺子屋まで上がると湿った雪で天気は悪かった。残念ながら雪質は湿雪だったが、この時期なので仕方ないだろう。

左の開けた斜面がダイヤモンド、右が焼額山(高天ヶ原上部より)
一の瀬ファミリーを中心に滑るつもりだったが、予想外にファミリーゲレンデの状況が悪く(片斜面、ボコボコ、人口密度大)、ダイヤモンド、寺子屋、高天ヶ原、タンネ、東館山、ブナ平、ジャイアント(単独)と周辺のスキー場を移動しながら滑った。その中でも初心者への指導がしやすかったのは、高天ヶ原とブナ平(おすすめ)。比較的フラットで広大なバーンがあり、人口密度も小さかった。高天ヶ原は上部にコブ、急斜面があり、指導の合間にそこを滑ることが可能だ。ブナ平は少し下に下れば、ジャイアントがあり、こちらは合流までに30分程度は要するだろう。

☆教えた内容☆
1)前傾の基本スタンス(前を向いて、手を少し広げて前に出し、膝を少し曲げて、軽くお辞儀)
2)荷重と抜重。外足荷重の重要性(特に荒れた斜面)。
3)パラレル(切るターン)につなげるために、内向と外傾をとる練習(ターン内側の手でターン方向を指差し、外側の手で外側の膝をタッチ)
4)パラレルで安全に滑り降りるために、外向傾でのずらすターン(顔から骨盤を前に向けてターン)
5)ターンのリズム変化

初日は超スローで滑っていた彼女も、二日目後半には初級コースを快適に、中級コースをずらすターンでなんとか滑れるようになっていた。素晴らしい成長。よく頑張りました。最初は思ったように滑れず浮かない顔をしていたけども、途中からは自然と笑顔がこぼれていた。スキーの楽しさを感じてくれて嬉しい!!

自分の方も一の瀬ファミリーと高天ヶ原上部、ジャイアントの急斜面を滑ることができて満足度は高い。できればオリンピックコースのような中急斜面のロングコースも滑りたかったけども、それは次の機会に!!

2012年3月13日火曜日

勤務終了

ついにスキー場での勤務が終了し、昨夜に下山した。スキー場での生活は年末から38日に及び、1ヶ月以上もいたことになる。その間、どんな成長をしたのだろうか。少しまとめておきたいと思う。

1.スキー技術
当初はプルークボーゲン(ハの字)すらまともにできなかったが、終わってみればSIAのシルバーメダルを取得した。山スキーを考慮し、不整地やコブ、深雪にも対応した滑りができるようになった。こんなに成長できるとは思わなかった。大満足だ。

2.イントラを通じて
イントラとしての能力はひよっこだが、学んだこと、成長したことは多々ある。
これまでの人生ではあまりリーダー役を担うことは少なかったが、リーダー役に必要な力を把握し、ある程度身に付けることができた。必要な素養は多岐に渡るが、結局は愛情や熱意といった"想い"が全ての根底であることがわかったことは大きい。
最終目標、短期目標を設定し、進捗に応じて目標設定や指導内容を変えていく。これはどんな仕事にも通じることだということがわかった。

3.共同生活を通じて
3年間もの間、不摂生な研究室生活を送っており、早起きが苦手であったが、どんなに疲れていても毎朝7時には起きれるようになった。しばらくは後輩に任せていた仕事、例えば、掃除、雑用などを率先して行う気遣いができるようになった。年下の先輩や同輩がいる立ち位置が難しい環境で、年齢に関係無く色んな人と距離の近いコミュニケーションをとることができるようになった。大変なこともあったが社会に出る前の良いトレーニングとなり、こちらも満足している。


スキー技術に関しては、仕事がなくなった後もスキー場に滞在させてくれ、貴重な空き時間に指導をしてくれた寛大なスタッフの方々のおかげだ。特に、自分は来年以降、バイトに来れないことが明らかにも関わらず、手厚い待遇を受けることができた。本当に感謝したい。

2012年2月28日火曜日

今日からまた山だ!

これからまたスキー場だ。

今度はいよいよ最後のバイト。「ボランティアでもいいので!なんでもします!」と、もう仕事もないのに無理言って入山させてもらう。店長さん、感謝しています。

本当に最後の入山なので目標、モットーを決めた。

スキー:シルバーメダル取得。山スキーを意識してどんな雪でもショートターンができるように。格好良い滑りを!

イントラ:わくわくするレッスンを!

ボランティア:人任せにせず、気づいたら自分がやる。

コミュニケーション:いらいらさせないだけでなく、わくわくさせるように。年下の先輩ともっと距離を縮めたい。


頑張るぞー!

友達に追いコンをしてもらった!

同じ専攻のメンバーに追いコンをしてもらった。この1年間で仲良くなり、よく遊んだメンバーだ。

自分は他の専攻から入学したので、もともとこの専攻には友達はいなかった。それが研究室の友達に誘われ、いつしか昨日のみんなと仲良くなった。ハロウィンやクリスマス、誰かの誕生日など、ことあるごとにパーティを開き、よく夜明けまで飲んだもの。中でも秋の琵琶湖1周は格別の思い出だ。

良い1年間だったな。もうこのメンバー全員が揃って集まることは難しいので寂しいけども、誰かと会えばきっと楽しい時間が待っているだろう。大事にしたい繋がりの一つだ。

修士論文の提出完了

昨日、修士論文の提出が完了した。単位もオッケー。これで無事に卒業だ。

働く前にしっかり遊ぶぞ!

2012年2月25日土曜日

合言葉はNever give up!!

昨夜、スキー場から下山した。今回はイントラのバイトも、滑りも、私生活も大満足の1週間だった。

イントラのバイトでは、never give up! 諦めない!を合言葉に子供達にも頑張ってもらい、自分も子供達がスキーを安全に、楽しむことができ、上達できるように諦めずに頑張った。

今回は初めてほとんど経験者という班を担当したが、スキーが初めての子から何度も滑っている子までレベルの差が激しかった。せっかく経験者がいるので、どうせなら山の頂上へ連れて行ってあげたい。そのためには、緩斜面で初心者の迅速な底上げを図ることが必要だが、滑りなれた経験者からはこんな簡単な斜面は嫌だとか、他の班は難しいコースに行っているのにという不満が聞こえる。なので、経験者組には同じ緩い斜面でも難しい滑り方をしてもらった。そうすると喜んで滑ってくれるが、ネタが尽きるとなかなか辛い。先輩がレッスンしている姿を見て盗んだり、空き時間に聞いたり、自分で考えたりして色々試してみた。また、上手い男の子らには一番後ろで滑る副隊長を任せて、転んだ子を起こしたり、数えてもらう役割を任せたりした。そうすると案外、喜んでやってくれた。

途中、初心者の子らはなんで自分が経験者班にいるんだろうとネガティブになっていた。みんなと比べて滑れないのでそりゃそうなるだろう。合言葉を使って励ましたり、難しいコースを滑った後に簡単なコースを滑ってもらってどれだけ上達したかを感じてもらった。最終日には、みんなと一緒に山の山頂へ行き、無事に滑り降りることができた。そのときは彼らを含めてみなとても満足げな顔をしており、こちらも大きな達成感を味わうことができた。

楽しいときも、辛いときもある。辛いときを乗り越えればまた楽しいことが見えてくるので諦めずに頑張ってもらいたい。そんなメッセージが子供達に伝えられるのもイントラの仕事の醍醐味。それを自分でも感じることができた1週間だった。

2012年2月17日金曜日

またスキー場へ

今晩からまたスキー場での生活が始まる。今度は1週間の予定だ。

スキー、インストラクター、雪山での共同生活、どれも楽しみだ。どれだけ上手くなるかな、どれだけみんなと仲良くなるかな。自分にとってはこんな生活ができるのも、今回含めてあと2週間。本当に、毎日がとても貴重に感じる。

一つ残念なことはまだ修士論文が書き終わってないので、PC持参になることだ。メリハリつけて頑張りますか。

【読書】老化はなぜ進むのか

ついタイトルに惹かれて手にとってしまった。難しいことをわかりやすく説明してくれているとは思うが、専門用語が多いのでとっつきにくいかも知れない。

結論から言うと、まだわかっていない。
現状の仮説は、老化は止めることはできないとしている。なぜなら老化は、ガンや機能低下を引き起こす原因から細胞を守ることだからである。

我々の身体は細胞からできており、その細胞が分裂することで細胞の寿命以上に長く生きることができる。細胞の分裂回数には限界があり、それが人の寿命だ。ところが、無限に分裂を繰り返すことができる細胞がある。それがガン細胞だ。放置しておくと全身に増殖し、臓器が正常に機能しなくなり、やがて死んでしまう。そのガン細胞をやっつけるために、細胞の寿命が遺伝子によって制御されて細胞が死に、身体の老化が進む。細胞の老化や死と、目に見える老化とを直接結びつけることは難しいし、老化の解明にはまだまだ研究が必要だが、感覚的には外見の老化につながることも納得できる。

また、アンチエイジング薬の研究も進んでいるようだが、それは寿命を延ばすものではなく、寝たきりの時間を減らし、健康に生活できる時間を延ばすものである。

不老不死は難しい。
一瞬一瞬を大切に、与えられた寿命と天命を全うするしかないだろう。


老化はなぜ進むのか 近藤祥司著
ブルーバックス

2012年2月16日木曜日

後輩の卒業論文発表が終了

今日は研究室の後輩の卒業論文発表だった。なかなか上手く発表、質疑応答ができた人、課題が残る人と色々いるが、今日はみんなよく頑張っていたと思う。お疲れさま。

自分はというと、昨日から今朝まで後輩の発表準備に掛かりっきりでようやく長い一日が終わった。「もっと考えろよー、もっと早くから準備しとけよー」と思う一方で、「自分も四年生のときはこんなもんだったなぁ」と懐かしくも思った。

四年生のときは、結論から論理的に話すことができなかったり、誤字脱字がいつまで経っても直らなかったりと毎日、いや、毎時間ごとに怒られたな。あれは辛かったな。

それで結構な劣等感を背負いながら大学院で今の専攻に移り、ロジカルシンキング、論理的な文章の書き方を独学し、前の研究室で言われた誤字脱字は徹底的にチェックするように意識したっけな。それから、専攻内での文献調査活動、就職活動、学会と色々発表する機会があった。どれも一生懸命取り組んだ。そのときはいつも自分の能力の足りなさに打ちひしがれていたけど、過ぎ去ってみると意外に力が付いているもの。もちろん、まだまだ足りないけども。

みなさんお疲れさまでした。今日はガッツリ飲みましょう。

2012年2月14日火曜日

修士論文発表会が終了

修士論文発表会が無事に終了した。

大学院2年間の集大成の場だが、今まで積み上げてきたものがあったので特に不安も無く、発表に臨むことができた。研究も発表も出来なかったことを言えばキリがないが、自分がやりたい検討を存分にさせてもらい、その上で一応のかたをつけることができて満足している。後輩にも今後の研究のネタを残すことができた。

あとは、修士論文を書いてスキーに行くだけ。学生最後の長期休暇。存分に滑ろうと思う。

2012年2月13日月曜日

神戸バレンタイン・ラブラン

日曜日にハーフマラソンを走ってきた。

神戸バレンタイン・ラブランという大会で、ポートアイランドをぐるっと周る海と山の景色が綺麗なコースだ。

当日は予定通り? 最後尾からのスタート。しかし、いつもと何か違う。それは人の多さ。ハーフだけでも2000人を越す人数。おまけにこの道の狭さ。スタート地点を通過するだけで3分半も掛かってしまった。

5kmまではゆっくり走ると決めていたので、ペースメーカーを見つけて集団の中であまり抜かさずに走った。それでもこの人混みは辛い。時速9km(キロ6分半)のペースだ。

5kmからはペースを上げて時速11km(キロ5分半)で走った。途中、道が狭くなったりして抜かそうにも抜かせない状況が続いた。まだ身体は好調。

10キロからは時速14-15km(キロ4分から4分半)にまでペースを上げた。いつもは15キロを過ぎるとどこかが痙攣するのだが、今日はどこにも異常はない。行ける所までいってみよう。

しばらくすると、珍しく身体ではなく息苦しくなってきた。こんなこと今までなかったのに。おそらく、これまでは心肺機能の余裕がなくなる前に、身体にガタがきてペースを下げていたのだろう。喜ばしいことだ。

19キロ。ついに太ももの裏が痙攣した。少しペースを下げつつ必死でゴールまで走った。

記録はスタート地点を通過してから1時間49分(秒は忘れました)。

ろくにトレーニングもしておらず、さらにこの人混みの中で前回同様のタイムが出るとは思わなかった。満足のいく結果だ。しかも、知らない内に筋持久力が向上したのか、痙攣するまでの時間も長くなった。早い段階からペースを上げれることがわかったので、スタート時にもっと前に並び早期からペースを上げれば次は大幅に記録が伸びるはず。

景色もよく、次に繋がる発見が得られた良いレースでした。
最後に、応援してくれた方、ありがとうございました。


ゴール。
レース前日のよろしくないカーボローディング
レース前日のカーボローディング① 美味しかった。

レース前日のカーボローディング② 一つで十分だった。
レース後の食事@神戸中華街。美味しくいただきました。

2012年2月10日金曜日

ネットから離れてみる

2月7日の日経の春秋欄にこんな内容が書かれていた。

金曜日の夜から月曜日の朝までネットから離れてみる。
最初は、ネットの音楽や動画を楽しむことができず、家の中が静寂としてよそよそしい雰囲気になったり、気軽に何かを調べることができず、不都合を感じたそうだ。しかし、慣れてみると読書に集中したり、家族団欒をする時間が増え、筆者としてはこの生活はお勧めだそうだ。



就職活動で出会ったベンチャー企業は、ソフトウェア会社にも関わらず、創業時期の研修でパソコンをほとんど使用しなかったそうだ。理由は、人はパソコンがあると作業効率が低下するため。確かに、目の前にパソコンがあると、無駄にネットサーフィンやファイルの整理なんかをして気を散らしてしまう。


最近、自分も同じような経験をした。スキースクールでは、個人のネット環境もなく、携帯の電波状況が悪いためにインターネットがほとんどできない。普段はネットに依存する生活なので、最初は戸惑った。しかし、いつもより友達と話したり、スキーやインストラクターの勉強をしたり、研究成果をまとめたり、読書を楽しむ時間が増えたように思う。何かに集中する時間がとれるので慣れると案外いいものだ。

ネット環境が整った状況ではなかなか難しいかもしれないが、もう少しネットと距離を置き、普段から何かに集中できる時間をもっと作りたいと思う。まぁ集中して晩酌をするようになるだけかもしれないが。。。

2012年2月9日木曜日

週末はハーフマラソン。大丈夫か?

今週末はハーフマラソンに出場する。

この前に出たのが12月上旬。それから2ヶ月は運動といえばスキーしかしていない。一応、日曜日と今日の10キロ走は問題なかったけど、全然練習できていないので少し心配だ。足がつったり、膝が痛くなったりするのだろうか。今回も最初5キロはゆっくり、10キロまではそれなりに、それからペースを上げていこうかな。

記録更新は狙えないけど、神戸の景色を見ながら走ることを楽しんできます。

2012年2月8日水曜日

[読書]青春を山にかけて 植村直己

1960から80年代にかけて五大陸最高峰登頂、アマゾン川単独6000キロ筏下り、単独犬ゾリでの北極点到達等を成し遂げた登山家、冒険家である植村直己氏の自伝。

山や人に対して謙虚でいることの重要性、何かを成し遂げるためには選択と集中が必要なことをこの本から学ぶことができた。

謙虚さについて。
著者は明治大学山岳部を卒業後、数万円をもって単身アメリカに渡り、ヨーロッパ登山に向けて農場で働き、勢いから冬季のモンブランに単身で挑んだ。結果は、クレバスに途中まで落ちてしまい、命からがらの敗退であった。その後、山に対して謙虚な姿勢で、念入りな準備と対策を行い、モンブランやマッキンリーといった山を征していった。著者は人に対しても謙虚であり、偉大な功績を挙げたにも関わらず、自分は山を登る以外に何にもできない、と自己を分析していた。また、エベレスト登頂の際は、登頂者の何十倍もの人がお金と時間と命をかけて、登頂者を支えており、それにも関わらず、メディアでクローズアップされるのは登頂者(自分)だけなのはおかしいと著者は主張している。

私は著者の謙虚な姿勢に共感する。この先、自分が取り上げられるような立場になっても、この気持ちを忘れずにいたいと思う。人からの評価でなく、自分が成し遂げたことや日々の行いの中で自尊心を満足させられるような人間ならきっと大丈夫なはずだ。これが自分の目指す姿だ。

選択と集中について。
著者はスポンサーなしに登山や冒険を行った期間が長かった。その際、無駄金は一切使わず、全てをやりたいことに注いだ。スイスのスキー場で働いている時は、安いパン、ジャガイモを主食として、南米やアフリカではそれで2日分の食費が賄えるからとコーヒーさえも飲まなかった。好意を寄せる女性から誘われたクリスマスでさえも、家で素朴な生活を続けていた。たとえ、その姿を見られて彼女を悲しませるという辛い思いをしてさえも。著者は大きなものを犠牲にして、やりたいことを成し遂げたのだろう。

私についても、この1月が正にそれを多少なりとも体現した時間だったように思う。私の場合は、節約したのはお金ではなく、時間であったが、誰よりも集中して、寸暇を惜しんで作業に取り組むよう意識した。著者のように徹底し続けることはできなかったが、それでも研究をしながらスキーに取り組むことはできた。これから先もきっと、誰よりも集中して、それでも足りなければ何かを犠牲にしながら、やりたいことをやることになるだろう。趣味、家族の営み、仕事、地域貢献とやりたいことは山ほどある。著者ほどになれるかどうかはわからないが、やってみようじゃないか。

1月を振り返って

昨日、修論発表のレジュメ提出が完了した。

年末から今日までは、なかなかハードな日々が続いたので少し一服といったところだ。年末、学生最後の期間にスキーがしたくてしょうがなかったので、インストラクターのバイトに応募した。以降、研究を休める日はスキー場へ足を運んで朝から晩まで働き、空き時間にスキーの練習をさせてもらった。それ以外の日は休みなしで研究に取り組んだが、それでも時間が足りなかったので、スキー場で夜な夜な研究資料を作成する日が続いた。体力的に辛かったし、みんなが楽しそうにおしゃべりをしている中での作業は精神的にも少し辛かった。でもそれはやりたいことをやるため。

相当に楽しく、充実して、少し辛い日々だったが、それも昨日で終わり。今週はスキー場へは行かず、翌週の発表準備に専念する。もうほとんど実験は終了した(させた?)ので、あとはスライドを完成させて、練習&余裕があれば卒論作成あるのみだ。発表が終わったら、即、論文を完成させてスキー場へGO!!

人生(の一部?)を賭けてやりたいことがあると、自然とやるべきことや優先順位がはっきりするので気持ちのいい毎日を送ることができる。また、何事にもモチベーションを高くもって取り組めるため、毎日を充実させることができる。そんなことに気づいた貴重な1ヶ月だった。

2012年2月7日火曜日

板とストックの購入

新しいブーツのフィット感に感動して3日もすると、自分の板とストックも欲しくなった(これまではレンタル)。

予算は5万円以内で、小回りもカービングもできる板が理想だ。ネットショップで色々探してみたが、どの板を選べば良いのかよくわからないので、早速、バイト先のプロインストラクターの方に相談した。希望に合う板を探してもらい、Fischerの2010/2011モデル(スラローム板、型落ち)の板を3万強で手に入れることができた。板、ストック、ブーツと合わせて7万弱。10万は覚悟していたが、思ったより安く揃えることができて満足。

さて、肝心の乗り心地だが、これまでのレンタルの板との違いに大きく感動した。何が違うのか?

1)板の厚みが増し、滑走時の安定感が大幅に向上
2)カービング時の板ズレがなくなった

上記2つの特性から、以前と比べて高速のカービングが可能となり、非常に楽しい!!乗り物が変わると、こうも滑りも変わるのか!ということを身をもって実感することができた。

本当は曲率半径、板の長さ、エッジの切れ等の違いはあるのだろうが、まだまだ自分には難しいことはわからない。とにかく安定して速く、スピード感を感じながら滑れることに感動した。どんどん滑ってもっと上手くなってやるぞ。

2012年1月25日水曜日

New ブーツ

スキーブーツを買った!

これまでは往年の使い古したものを履いていたけど、この冬はお金も時間も情熱もスキーと研究に全て注ぐつもりなので、この機会にと新調した。

ありがたいことに、上級者用の型落ちで安いものが見つかり、5年前のレーシングモデル(フレックス130)を3万弱で購入することができた。元値が10万なので70%off。店長さん、ありがとうございます。

実際に履いてみると、横と縦のフィット感が全然違う。横にぶれないし、踵も浮かない。身体の動きがブーツを通して板にダイレクトで伝わっており、板の操作性が断然良くなったように感じる。これでどんどん成長しよう。次の入山が待ち遠しい。

2012年1月24日火曜日

健康診断

今日は入社に備えた健康診断に行ってきた。先日の大腸検査とは違い、近くの診療センターで会社が費用をもってくれるのがありがたい。

検尿、聴力、視力、血液、胸部X線、心電図、、、と様々な検査を受けた。視力では近視だけでなく、遠視も診てくれたのがこれまでの健康診断とは違うところ。これから年をとるとこういう検査も受けるのね。まだ大丈夫だろうけど、少し悲しくなった。

最後の診察で心電図に異常があると言われた。安静時の脈拍が44と、人よりだいぶ少ないらしい(通常60-80拍/分)。どうやらスポーツ心臓のようだ。ここ2年間はマラソン、サイクリングといった持久系のスポーツに力を入れていたので、心臓が肥大したのだろうか。アスリートらしい身体ができてきて少し嬉しい反面、「心拍数が40を切ったら運動制限をかけるよ」と言われたので、少しビクビクしている。山スキーを始めたらもっと下がるんじゃないだろうか。。。

2012年1月17日火曜日

大腸検査で金沢へ

大腸の内視鏡検査を受けてきた。

向かった先は山スキーで有名な金沢の先生の医院だ。毎朝、先生のHPで元気と癒しをもらっている。筆者が尊敬する人の一人であり、生き方に大きな影響を与えてくれた人だ。

先生の本業は大腸検査の専門医であり、その評判から年に3000件近くもの検査を行っている。一般的に大腸検査は相当苦痛らしいが、腕次第ではほぼ無痛とのこと。まだ若いのでただの痔かもしれないが、大腸ガンやポリープ(放置するとガン化)の疑いもあり、これらは早期に取り除くことが大事なようなので検査を受けてきた。

朝、8時半過ぎに医院で受付し、短い診察をした後に1時間以内にパイナップル味の2L近くの腸内洗浄液を飲んだ。その後、3時間くらいできれいな便になり、昼休みの外来がない時間を利用して検査をしてもらった(先生に昼休みはない?)。検査はほとんど苦痛なく、10分ほどで終了。特に大腸で悪いところはなく、ただの痔のよう。先生には鼻血のようなものだから気にするなと言われた。本当によかった、これでまたスキーと研究に打ち込める。検査後はお腹が張った感じがするので、その感じが無くなるまで激しい動きや飲食は控えることをお勧めしたい。筆者は検査後すぐに海鮮料理を食べ、胃と腸の激痛に苦しんだ。

さて、先生と顔を合わせたのは今日が初めてで、前日からわくわくどきどき。実際に会ってみると引き締まった顔付きのテキパキとした人だった。本当は色々な話をしたかったが、検査の邪魔になると思い、こちらから話をすることはできなかった。いつか出会えることを楽しみにしながら、山に登りたいと思う。他の方も親切でやさしく、そしてテキパキとしていた。大変だろうけどもきっとやりがいのある仕事、環境だろうと素人目ながらも感じた。

晴れていたら立山の景色を見に行きたかったが、残念ながら曇りだったのでトンボ帰りだった。それでもサンダーバードから見た白山はとても綺麗だった。白山という名前通り、山肌が一面真っ白な雪で覆われていた。5年以内に必ず登山と山スキーで行くから待っててくださいね。

2012年1月15日日曜日

スキーインストラクターデビュー戦 -後半-

デビュー戦後半はいよいよリフト&コース滑走。

2日目の午後には、緩やかで長いコースを滑り、リフトも乗った。上達が早い子はどんどん滑るし、コースを滑り終えるまでに勝手にどんどん上手くなる。一方で、その逆のパターンもある。最後尾でぴったりとついていないとなかなか滑れない子もいる。途中、最後尾の子がカーブで転んでしまい、膝が痛いと泣いた。見回りに来ていた年長のスタッフに助けてもらい、なんとかその場を乗り切ったが、その子の状態が心配だ。

3日目は膝を痛がった子も状態がよくなったということで合流。本当によかった。2日目と同じコースを滑ったが、子供たちの成長にびっくり。スイスイと滑る。膝を痛めた子はまだ怖がっているようで最後尾で自分や年長スタッフが手取り足取り教えながら滑ったが、昨日転んだカーブを何とか一人でクリア。本当に嬉しい。

最後には、少し斜度のあるコースを滑った。斜滑降気味のプルークのコツ(谷側の足に力を入れること)を年長スタッフを通じて子供たちに教え、下まで滑ってもらった。全員が転ぶことなく滑ったところで時間一杯。

子供たちはスキーを楽しみながら初級者コースをプルークで滑れるようにまで成長し、何より大きなケガなくこの3日間が終了したことに感無量だった。さらに、子供たちが最後に楽しかった、またスキーをやりたいと言ってくれて涙が出そうになった。この達成感は一生忘れたくない。

スキーを安全に楽しんで上達してもらい、最後まで怪我なく親御さんに子供たちを送り届けたいという想いが芽生えた。この初心も一生忘れたくない。

課題は無限にあるが、本当に毎日が充実している。研究と両立するために頑張るぞ。



仕事&リフト終了後にハイクアップ。アメちゃんが美味しい。

スキーインストラクターデビュー戦 -前半-

3日から9日までスキー場にこもってきた。

今回はいよいよインストラクターとしてデビューだ。初めての生徒は14人の小学生たち。彼らに3日で8時間かけてスキーを安全に、楽しく、上手くなるサポートを行う。

初日、スキーが初めてのようなので、まずはブーツで歩く感覚をつかんでもらい、板の履き方から教えた。その後、片足スキー、2日目の午前に両足スキーを平地、緩斜面で練習。エッジの使い方やバランス感覚を掴んでもらうためだ。

適切な斜度のコースを選べば子供たちは勝手に上手くなる。一方で、斜度が大きすぎると皆転んだり、怖がったりして上達が遅くなるということを学んだが、これがなかなか難しい。ほんの15cmの起伏も見逃せない。コースを間違えたと思っても、15人もつれているとなかなか変更するにも勇気と時間がいる。これには下見とレッスン中によく斜面を見ること、それから次のコツがいるだろう。

大人数の子供たちに自分のイメージ通りに動いてもらったり、並んでもらうのもコツがいる。たとえば、自分のすぐ近くにいる2,3人に動き方や並び方の見本をしてもらい、後続の子にこの真似をしてもらう。並び方なんかは一人じゃ見本をできないからこのやり方は役に立った。このようなちょっとした工夫を重ねていくと滑る時間が大幅に増え、色々な移動もできる。適切な斜面で滑ると楽しいし、勝手に上達する。

次はいよいよリフトに乗ってコースを滑る。後半に続く。

【研究】現場は大事と痛感 動的と静的でわかることも違う

昨日は少し時間があったので調子が悪いと聞いていた研究室の実験装置をチェックしていた。

実際に自分が使っていても不具合が生じる。不幸なことにマニュアルにもそのトラブル対応は載っていない。仕方なく、装置が動く様子眺めていた。小一時間もすると装置が動くプログラムや各部分の役割がよくわかるもので、トラブルの原因の仮説を立てることができた。仮説をもとに装置をいじると正常な状態に戻った。よかったよかった。適当にいじった人がいたのだろう。

昨日は現場でものを眺め、触ってみると装置の動作法や仕組みがわかるという良い経験になった。もちろん、取り扱い説明書や設計図を見るのも大事だが、それだけじゃ足りない。なぜならそれはあくまで静的、止まった状態の姿。実際の装置は動いている。動的なイメージを膨らますことでわかることも多いんじゃないだろうか。だから現場でよくものを眺めるのは大事なのだろう。

こんな簡単なものじゃないだろうけども、春から製造現場で働くことの楽しみがまた増えた。頑張るぞ。

2012年1月3日火曜日

今年の抱負

明けましておめでとうございます。

今年は卒業や引越し、就職を控え、大きく環境が変わる一年だと思う。大変だろうが、初心を忘れず、
「腰は低く、志は高く」して頑張りたい。

毎年、新年の抱負を決めているが、翌月にはもう忘れていることが多い。今年はブログに書いておくことで忘れないようにしたい。

今年の抱負
1)よく働きよく遊ぶ、2)周囲の評価に一喜一憂しない、3)いつも感謝の気持ちを忘れずに。

研究が大詰めになり、春からは仕事も始まるが、メリハリをつけて働き、休みもしっかりと遊んで人生を謳歌したい。プライベートだけでもスキー、マラソン、写真、美味しいご飯&お酒巡り、サイクリング、デート、睡眠&まったり、とやりたいことは山ほどある。時間を大切にしたい。

昨年は就職活動で色んな人と交流することが多く、その中で周りから自分がどのように思われているかが気になって仕方が無かった。良い評価を得ることが目的となって行動したこともあった。その結果に一喜一憂したりと、自尊心を自分で満たすことができなかった。自分はまだまだ未熟だけども、ここに生きているだけで素晴らしいことなのだから、他人にどう思われるかはあまり気にしないで、自信をもって毎日を過ごしたい。

これまでは国や周りの人たちにサポートされて育ってきた(大変ありがたい)が、これからは自分が恩返しする番。いつもそれを忘れずに。

今年も良い一年にしたい。