世間ではエリート意識というとあまり良いイメージが無い。一流大学出身で一流企業に勤務し、プライドが高く、他の人を蔑むというイメージなのではないだろうか。
自分が修了した専攻ではエリート教育がなされてきたが、上のイメージとは随分異なるものだ。
高いレベルの学術的な教育はもちろん、成熟した人間となって日本の産業をリードしていかなければならないといった精神的な教育も受けてきたつもりだ。間違っても楽して稼ぐなどと考えてはならない。何のために生きるのか?何をもって幸せとするのか?等々の哲学的な疑問については一通り考えてきたし、自分なりの回答もある。
大学院生活を振り返ってみて、高い専門教育を受けることができたことよりも、精神的に成熟できたことの方が大きな成長だと感じている。読書や自ら学ぶことを薦め、数々の良書を紹介し、人間としての指針を示してくださった先生方に心から感謝したい。
自分はエリートとして自覚し、勉強を続けて成果を出し、良いチームを作りたいと思う。
俗にいうエリート意識で生き、他の人を蔑むことで自分のプライドを守るような人間にはなりたくない。地位を守るために人を陥れたりとか。せっかく良い世界を作るために高い教育を受けて世間に大きな影響を与える力があるのに、自分のために使っちゃダメです。
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