2012年3月30日金曜日

3月29日 綿向山登山

今日は快晴だったので山登りに出掛けた。ヤマレコで調べたところ、滋賀県東近江市にある綿向山(1110m)が良さそう。2時間で登れるとのことでお手軽登山だ。

滋賀県東近江市側から撮影。左が竜王山、右が綿向山。
国道477号線を東近江市日野町から甲賀市土山町方面へと進み、音羽交差点を左折。3キロほど進むと、登山口の案内が出てくるのでこれを右折。あとは道なりに行けば綿向山駐車場に辿りつく。

平日にも関わらず、駐車場に到着した12時40分には車が7台ほど。結構メジャーな山なのだろう。10分ほど歩くと登山口に到着。初めての山なので初級コースの表参道コースを選択(水無山北尾根コースは難しいトラバースが何箇所かあるとのこと)。

登山口の小屋
ひたすら続く九十九折の山道をハイペースで登り、13時20分に5合目を通過。立派な小屋が建っていた。左手には竜王山、後ろを振り返ると日野町の町並みが見渡せた。

5合目小屋
 さらに九十九折を登ると7合目手前辺りからブナの原生林が見られた。結構な密度で木が生えている。
ブナ原生林
 さらに登ると7合目に到着。行者コバという仏教的な建物があり、その近くに夏道と冬道との分岐点がある。今回はまだ雪が残っており、夏道は閉鎖されていたので、冬道ルートで進んだ。これまでの九十九折とは違い、直登ルートであり、結構足にくる。また、所々で雪が残っていたり、濡れていたりして滑った。木々を助けにして登る。
7合目。行者コバのすぐ近くに冬道と夏道の分岐点がある。今回は冬道を選択。
 頂上が近づくにつれて残雪が多くなる。さぁ、もう一息。
所々で残雪が見られた。
 登山口から1時間で山頂に到着。快晴のため、素晴らしい眺望に出会うことができた。雨乞岳には上部の沢にはまだまとまった雪が残っている様子が伺える。尾根沿いは木々がないので、楽勝で縦走できるかと思いきや、途中に背を越すようなハイマツやササがあるため、年に何人も遭難しているそうだ。もう少し経験を積んでからでないと難しいようだ。
中央のなだらかな山が雨乞岳、右の尖った山が鎌ヶ岳
 山頂から冬道ルートへと戻り、北尾根の竜王山との分岐に到着。雨乞岳方面へと尾根沿いを500mほど進んだ。木々は無く、草原のようで歩いていて楽しい。また、遮るものが何もないので良い景色が楽しめる。
左が綿向山山頂。竜王山との分岐を越えて北尾根を少し縦走してみた
中央にガレ場が見える。鈴鹿山脈にもこんなところがあったのかと少し感激した。
真っ直ぐ進むとイハイガ岳に辿りつくようだが、初ルートなので自重して途中で引き返した。少し走りを交じえながら帰りは30分で登山口に到着した。慎重に歩いて下っても1時間ほどだろう。

次に登るときはぜひイハイガ岳にも行ってみたい。また、三重県側から雨乞岳に登るのも良いだろう。良い一日だった。

2012年3月28日水曜日

豊郷、荒神山サイクリング

引越の準備をする予定だったが、晴天だったので滋賀で最後のサイクリングと思い、豊郷町方面へ出向いた。

今回の走行距離は80km。
国道307号線を甲賀市から東近江市(旧日野町)方面へ進むと、綿向山が雄大にそびえており、山頂部にはまだ雪が残っていた。こちらにいる間に登ってみたい。

綿向山(1110m)。上部にはまだ雪がある。
307号線をそのまましばらく進み、愛荘町の松尾寺交差点を左折すると豊郷町市街へ辿り着く。この豊郷町には、某アニメでもモデルとなっている豊郷小学校跡があり、少し寄ってみることにした。メンタームの近江兄弟社(現在はロート製薬に買収されている)の生みの親でもあり、近江八幡市でも数々の設計を手がけたウォーリズ氏によって設計された小学校であり、なかなか洋風な建物である。一時期、耐震問題で取り壊し問題で住民と町でもめた記憶があるが、現在は教育委員会や歴史館などの町の施設として使われており、同時に内部を見学することも可能である。また、ときどきイベントの撮影があるのだとか。

某アニメでモデルとなった旧豊郷小学校。
ウォーリズの設計によるもので、洋風な雰囲気が漂う。


小学校跡の見学が終わった後は、このあたりのヒルクライム名所である荒神山に向かうことにした。標高差は200mくらいだが、距離にして3km弱あり、なかなか足にくる。10分強で山頂到着。景色はあまり見えなかったものの、やはり登りきった達成感がある。山頂には他のロードの方もおり、少し話をして帰ることにした。夏は鯖街道を朽木方面へ向かう道が最高だとか。お盆に帰省したときにでも行ってみたい。

伊吹山。まだまだ雪が残る。
荒神山山頂(284m)からの琵琶湖
今年初乗りだったのでなかなか疲れました。スキーとはまた違う身体の使い方(疲れ方)で良い運動になりました。

マッサージ方法を調べてみると、、、

戸隠スキー合宿では、表側の太ももが疲労して仕方がなかったので、ネットでマッサージ方法を調べてみた。googleで「マッサージ 太もも」と検索してみると、太ももを細くするためのマッサージ方法を紹介するHPだらけで、自分が望んでいたスポーツマッサージ(従来型の普通のマッサージ)について紹介されている記事は見当たらなかった。マッサージって本来はスポーツマッサージのことだと思っていたけど。。。それだけ需要があるんでしょう。ダイエット市場は激しいなと苦笑いした。

エリート意識について

世間ではエリート意識というとあまり良いイメージが無い。一流大学出身で一流企業に勤務し、プライドが高く、他の人を蔑むというイメージなのではないだろうか。

自分が修了した専攻ではエリート教育がなされてきたが、上のイメージとは随分異なるものだ。
高いレベルの学術的な教育はもちろん、成熟した人間となって日本の産業をリードしていかなければならないといった精神的な教育も受けてきたつもりだ。間違っても楽して稼ぐなどと考えてはならない。何のために生きるのか?何をもって幸せとするのか?等々の哲学的な疑問については一通り考えてきたし、自分なりの回答もある。

大学院生活を振り返ってみて、高い専門教育を受けることができたことよりも、精神的に成熟できたことの方が大きな成長だと感じている。読書や自ら学ぶことを薦め、数々の良書を紹介し、人間としての指針を示してくださった先生方に心から感謝したい。

自分はエリートとして自覚し、勉強を続けて成果を出し、良いチームを作りたいと思う。

俗にいうエリート意識で生き、他の人を蔑むことで自分のプライドを守るような人間にはなりたくない。地位を守るために人を陥れたりとか。せっかく良い世界を作るために高い教育を受けて世間に大きな影響を与える力があるのに、自分のために使っちゃダメです。

2012年3月27日火曜日

大学院修了

昨日、大学院を修了することができた。大丈夫だとわかっていたが、やはり学位書や修了証明書を受け取ってホッとした。

学位書授与式での先生からのメッセージは、とにかく良く勉強しなさいとのことだった。戦う舞台は世界。世界で戦う上で他国と特に差があるのは英語である。これは一朝一夕で身につくものではないし、コツコツと勉強しなくてはならない。さらに、幸か不幸か自分達が40才になるころには年功序列は完全に崩れ(勤務先では既に崩れている?)、腕が物をいうだろうとのこと。

よく遊び、よく働き、よく学ぼう。

3月22日 戸隠スキー場

3泊4日で戸隠スキー場へ行ってきた。

現地の天気はあまりよくなく、雨、曇り、雪。
雪質は、、、魔法の粉雪を期待したが、やはりこの時期では難しいようだ。午前は良好またはアイスバーン、午後になると緩んでかなり荒れてしまって圧雪斜面が不整地に、夕方にはそれが固まってボコボコのカチカチ。気持ちよく滑るなら午前が勝負だった。

戸隠スキー場は、急斜面が豊富にあり、30度位の斜度で長さ300mほどの幅広圧雪バーンのチャンピオンコース、延々とコブが続くアドベンチャーコースやチャレンジコースなど、上級者の練習にはうってつけだと感じた。実際、場内の戸隠フランススキー学校には2年連続SIAデモ優勝の佐々木常念や上位入賞の小林和幸らが在籍している。一般のお客さんもめちゃくちゃ上手い人が多いので、見ているだけで練習になる。また行きたいスキー場だ。

今シーズンはこれで滑り納め。戸隠では、急斜面での滑りやコブの感覚をつかむことができ、また成長したことを感じる。来シーズンへの課題も明らかになり、どんどんスキーにのめり込んでいる。冬が待ち遠しい。

中段左に長野市内が微かに見えるが、黄砂が凄かったらしい。

戸隠連峰。北アルプスは急峻な山が多い。

2012年3月21日水曜日

明日から滑り納め。戸隠3泊4日。

今晩、戸隠スキー場へ向けて出発だ。

イントラとして働いていたスクールが戸隠スキー場で主催するスキーレッスンにご一緒させてもらう。またスクールの店長に無理言ってしまった。いい加減あきれているかも。必要であればボランティアもするので、とにかく滑り、そして上手くなりたい。

目上の人ばかりなのでで気も遣うし、一人で行った方が気楽。でも、プロのイントラに混じって滑った方が指導も受けられ、刺激も得られてはるかに上手くなるはず。

コブあり、急斜面あり、長い中急斜面あり、ポールトレーニングあり。そしてパウダーあり?
存分に楽しんできたいと思う。

3月17日 志賀高原スキー場

念願であった志賀高原スキー場に行ってきた。

今回は、初心者(ボーゲン程度)の彼女を誘ってのスキー。自分勝手に滑るわけにもいかないので、広いファミリーゲレンデと豊富な上級者コースを備えた一の瀬ファミリーを拠点とした。

現地は雨で、寺子屋まで上がると湿った雪で天気は悪かった。残念ながら雪質は湿雪だったが、この時期なので仕方ないだろう。

左の開けた斜面がダイヤモンド、右が焼額山(高天ヶ原上部より)
一の瀬ファミリーを中心に滑るつもりだったが、予想外にファミリーゲレンデの状況が悪く(片斜面、ボコボコ、人口密度大)、ダイヤモンド、寺子屋、高天ヶ原、タンネ、東館山、ブナ平、ジャイアント(単独)と周辺のスキー場を移動しながら滑った。その中でも初心者への指導がしやすかったのは、高天ヶ原とブナ平(おすすめ)。比較的フラットで広大なバーンがあり、人口密度も小さかった。高天ヶ原は上部にコブ、急斜面があり、指導の合間にそこを滑ることが可能だ。ブナ平は少し下に下れば、ジャイアントがあり、こちらは合流までに30分程度は要するだろう。

☆教えた内容☆
1)前傾の基本スタンス(前を向いて、手を少し広げて前に出し、膝を少し曲げて、軽くお辞儀)
2)荷重と抜重。外足荷重の重要性(特に荒れた斜面)。
3)パラレル(切るターン)につなげるために、内向と外傾をとる練習(ターン内側の手でターン方向を指差し、外側の手で外側の膝をタッチ)
4)パラレルで安全に滑り降りるために、外向傾でのずらすターン(顔から骨盤を前に向けてターン)
5)ターンのリズム変化

初日は超スローで滑っていた彼女も、二日目後半には初級コースを快適に、中級コースをずらすターンでなんとか滑れるようになっていた。素晴らしい成長。よく頑張りました。最初は思ったように滑れず浮かない顔をしていたけども、途中からは自然と笑顔がこぼれていた。スキーの楽しさを感じてくれて嬉しい!!

自分の方も一の瀬ファミリーと高天ヶ原上部、ジャイアントの急斜面を滑ることができて満足度は高い。できればオリンピックコースのような中急斜面のロングコースも滑りたかったけども、それは次の機会に!!

2012年3月13日火曜日

勤務終了

ついにスキー場での勤務が終了し、昨夜に下山した。スキー場での生活は年末から38日に及び、1ヶ月以上もいたことになる。その間、どんな成長をしたのだろうか。少しまとめておきたいと思う。

1.スキー技術
当初はプルークボーゲン(ハの字)すらまともにできなかったが、終わってみればSIAのシルバーメダルを取得した。山スキーを考慮し、不整地やコブ、深雪にも対応した滑りができるようになった。こんなに成長できるとは思わなかった。大満足だ。

2.イントラを通じて
イントラとしての能力はひよっこだが、学んだこと、成長したことは多々ある。
これまでの人生ではあまりリーダー役を担うことは少なかったが、リーダー役に必要な力を把握し、ある程度身に付けることができた。必要な素養は多岐に渡るが、結局は愛情や熱意といった"想い"が全ての根底であることがわかったことは大きい。
最終目標、短期目標を設定し、進捗に応じて目標設定や指導内容を変えていく。これはどんな仕事にも通じることだということがわかった。

3.共同生活を通じて
3年間もの間、不摂生な研究室生活を送っており、早起きが苦手であったが、どんなに疲れていても毎朝7時には起きれるようになった。しばらくは後輩に任せていた仕事、例えば、掃除、雑用などを率先して行う気遣いができるようになった。年下の先輩や同輩がいる立ち位置が難しい環境で、年齢に関係無く色んな人と距離の近いコミュニケーションをとることができるようになった。大変なこともあったが社会に出る前の良いトレーニングとなり、こちらも満足している。


スキー技術に関しては、仕事がなくなった後もスキー場に滞在させてくれ、貴重な空き時間に指導をしてくれた寛大なスタッフの方々のおかげだ。特に、自分は来年以降、バイトに来れないことが明らかにも関わらず、手厚い待遇を受けることができた。本当に感謝したい。