海外派遣において、職場にいる日本人(派遣員)の数は限りなく少ない。自分の工場の場合、日本人技術者は自分のみ。本社への報告義務があるとは言え、日々発生する問題について、全てを本社に報告していては仕事が終わらない、というかただの連絡係になってしまい、現場を任されている意味が無い。一方、シリアスな問題はすぐに報告する義務がある。報告を怠ると日々積み重ねている信頼が損なわれる。ので、バランスを考える必要がある(日本で働いていた時は基本的に全ての問題を朝ミーティングで課長に報告していた)。
自分の場合、問題が生じたときは発生原因、問題の大きさ、最悪のケース、是正処置が打てるかどうかを意識するようにしている。問題をコントロール出来るかどうかは、是正処置が打てるかどうかに依る。もし自分のコントロール出来る範囲を超えている場合、あるいは問題が大きい場合、すぐに本社、現法の上長(技術系では無い)に報告するようにしている。逆にコントロールできる問題、小さい問題については、定期報告で結果を伝えるのみとしている。この辺は感覚だと思うが、新人であればあるほど報告量が多くなるべきであろう。自分が本社側だとしてもそれを望むであろう。
技術的に難しい問題は本社からサポートを受けられるよう相談するようにしている。相談しやすいかどうかは日頃のコミュニケーションに依るところが大きい。その方が日本から出張してきた際は全力でアテンドし、自分の味方になってもらうよう努めるのが吉だと思う。
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