16世紀の日本は戦国時代末期。火縄銃がポルトガルより種子島に1543年に伝来。1544年には堺、近江にて国産化。銃の供給体制は整ったが、火薬原料は輸入に頼らざるを得なかった。火薬構成は、30%が自前で供給可能な木炭と硫黄、70%は輸入硝石であった。国産硝石では供給量が足りず、インド、中国産硝石をポルトガル商人から輸入していた。その見返りに九州の諸大名がキリスト教の布教を許した。
参考
世界史とつなげて学べ 超日本史、茂木誠
考察
明日は生きるか殺されるかの戦国時代。織田信長による日本統一が迫る中、西側の諸大名が軍事力を高めようとするのは当然。キリスト教の布教を許してでも、火薬を調達したのだろう。キリスト教布教におけるリスクなどは知る機会はあったのだろうか。キリスト教そのものについても調べてみたい。
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